ケイの日常

クィアなケイの一人言

最悪な両思い

自己紹介を除く初めての記事なのに重たい内容になってしまう。

 

ついこの間、失恋をした。

 

彼とはもう4年近くの付き合いだった。

彼が俺のことを好きで、でも俺は大切には思うけれど恋愛感情はなく、彼氏という関係ではなかった。

それでも毎週彼が率先して恋人のように遊んでいた。

 

出会って約2年経った頃、学業の都合で彼は田舎に引っ越すことになった。

月に1度会えそうと話していた。

しかし、その頃コロナが流行りだし会うことができなくなった。

それでもラインでやりとりを続けていた。

 

それから約1年後に彼は実家に帰省するついでに俺の住む場所に来て一緒に遊んだ。

恋人は作っていなくて、俺のことを好きでいてくれるみたいだ。

地元の名物を彼と一緒に食べると、彼はとても嬉しそうな顔をしている。

なんでこんなに嬉しそうなのか分からないけれど、僕とは違う人間が僕と一緒にいて幸せそうにしている姿を見て、僕とは違うこの人の幸せな姿をもっと見たいと思った。

 

寂しいから夜も一緒にいてとも言われて、実家のある場所なので抵抗はあったが、一緒に夜を過ごした。

このとき、俺は彼を好きかもしれないと感じた。

以前から彼は時々、恋人つなぎをしてくるのだけど、俺はそれがいやで引き離していた。

けど、このときは受け入れられた。

 

実はこの会ったとき俺は髪も切らないなど身嗜みをしっかりしていなくて、そういう自分が嫌われていたらどうしようと思って、積極的になれなかった。

 

しばらくして相手の生活が落ち着いた頃、ラインをしてみて、以前同様に返事をしてくれるので、安心した。そうこうして、次に会ったら身嗜みも整えて気持ちを伝えようと思った。

 

彼の住む場所は遠方で、俺も一度住んだことのある都会。

彼と一緒なら行ってもいいと思っていた。

 

しばらくしてラインの返事が雑になった。

忙しいからかなと思っていた。

違った。

ある日、彼氏ができたと伝えられた。

最初、カジュアルな彼氏かと気にしないようにした。

追い討ちおかけるように、うまくやっていると返事が来た。

 

そのメールを見て、苦しくて夜も眠れなくなった。

胸が痛いし、眠りにつけそうな頃、深い胸の痛みで目が覚める。

約2時間寝れたかどうかだ。

 

些細なことから彼と一緒に過ごした振り返ったこともなかった時間が蘇る。

 

信じられない行動で、生きる意味を見失った。

(続く)